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"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。

春の店「スプエフェ」 [自然]

少し時計の針を巻き戻して、前記事の前日の3月31日。

そろそろかなぁと、ベニシジミ(春型)号の整備のついでにHFへ行ってみました。

バイクショップで貸してもらったスクーターを谷津田の入口にとめて歩き出す。

散策路に沿って何頭か白いチョウチョが舞っている。

モンシロチョウかツマキチョウかは分からないけれど、今は追いかけて確認する時間はない。

奥の田んぼからはケリケリケリケリ♪と、シュレーゲルアオガエルの鳴き声が聞こえる。

こちらの気配に気付くと鳴き止んでしまい、姿を確認することもではないまま田んぼを通り過ぎる。

脇目もふらずその先にある林の中へまっしぐら。

たしかこの辺りと、林床を覗くと、群落が認められました。

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ニリンソウ


群落はいくつかあるのですが、まだ一つ二つ蕾が見られるだけでした。


まだ開店準備中とのことなので潔く踵を返しました。

脇目もふらずと書きましたが、林に来る途中、この花が満開なのは確認済み。

こちらのお店は絶賛営業中。

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ジロボウエンゴサク


と、散策路のど真ん中に。

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センチコガネ (センチコガネ科)


微動だにしないのをよいことに、色んな角度から撮影していましたが・・・

・・・自然標本になっていたので持って帰りました。

地面にへばりついていたのでこんな光景も観察できました。

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クモバチの仲間


クモをハントする小型の狩りバチで10ミリあまり。

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同上


ファーブルならこのまま観察を続けるのでしょうけど、バイク屋さんに戻らなければ。

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と言いつつ、田んぼの周りにきらきらと光り咲く草花につい足が止まります。

ハコベの仲間でしょうか。

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これも似たのがいくつかありますが。

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ウマノアシガタ


タンポポにもハチがきていました。

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同定不能


ところでHFに咲くタンポポは外来のセイヨウタンボボではなく在来種。

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カントウタンポポ


ガク(総苞片というそうです)を見るとわかります。

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このあと、ラーメンを食べようと急いで万龍軒へ行ったのですがこちらも準備中でした。
(お昼の営業終了時間にギリギリ間に合わず)

scarabe.gif


一週間後の4月7日、そろそろオープンかと出直しました。

HFに着いてすぐ、出迎えてくれたのはこの子。

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キアゲハ (アゲハチョウ科)


今年は発生が早いような気がします。

証拠写真しか撮らせてくれませんでしたがこれは吉兆かなと。

モンシロチョウもたくさん見られ、スジグロシロチョウも確認できました。

草原をもっとよく観察していると・・いました、チョウの部のスプリングエフェメラル。

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ツマキチョウ ♂ (シロチョウ科)


さて、花の部へ。

開店していました。

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ニリンソウ


ちょうど見頃のようでした。

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同上


前回は開店準備中でもなかったこの花も好評営業中の様子。

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イチリンソウ


木漏れ日の射す位置を探して。

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どちらも少し群落が増えているようで安心しました。

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ジロボウエンゴサクもまだ見頃でした。

この子はかぶりつきで花見か。

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シモフリコメツキ (コメツキムシ科)


体長は20ミリくらいでしょうか、いいモデルさんでした。

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同上


よく見ると伐採木にたくさん発生していました。

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どの子もお相手探しに必死なのでしょう、動き回ってなかなか撮らせてくれず。

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でも飛び立つところが撮れました。

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同上


次はトンボの部。

今年初見でしたが、この子たちもたくさん発生していました。

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シオヤトンボ (トンボ科)


みんな羽化したてのようで、オスメスの区別がつきません。

ともかく、春の一番バッターの登場で今年のトンボシーズンも開幕となりました。

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同上


このあと少し、ハンノキ林の周りを観察して偵察終了としました。

あ、この子たちもスプエフェといっていいと思います。

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コガタルリハムシ (ハムシ科)


ちょっと変わった生態で、成虫たちも春が過ぎると次の春まで土の中にもぐって休眠してしまいます。

なので、春以外は観察できないのです。





オマケ


花の部をもう一枚。

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ニョイスミレ(ツボスミレ)


スミレ屋さん、よろしくお願いします。




今日の湯加減

すっかり春になりました。
虫や花も一斉に目覚め、活動を開始しましたが、ある意味ニンゲンも同様です。
この春最初の初級標本教室も経験者の練習会もどちらも満員でした。
低学年の子が多いのは相変わらずですが、とくにここ数年、女の子が目立ちます。
ともかく低学年の子も含めて、男子も女子も皆とても手が器用。
力が必要なときは親に手伝ってもらうことがありますが、初心者とは思えない子が多くて感心しきり。
さあ、いよいよ採集会もはじまります。
あれよあれよいう間に定員に到達し、キャンセル待ちの希望者も出るほど。
これは春だけのブームではないはず。

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コメント 8

よしころん

ぜふさんのフィールドのはイチリンソウもニリンソウも咲くのですねぇ♪
いいところですねぇ^^
私もいつも背景に木漏れ日を探しています^^;
ラストのスミレちゃん、ちょっと湿っぽいところに咲いてましたかね?
であればニョイスミレ(ツボスミレ)で大丈夫だと思います。
by よしころん (2018-04-14 21:03) 

ぜふ

>よしころんさん
しかもほぼ隣り合うような群落なんです。
はい!田んぼの脇の林縁でした。ありがとう、スミレ先生^^
by ぜふ (2018-04-14 21:42) 

g_g

ニリンソウは兎も角イチリンソウも咲くフィールド良いですね。
イチリンソウはなかなか見つけられません・・・
by g_g (2018-04-15 09:59) 

響

短い時間でも見付けるセンサーが高性能で
楽しめましたね。
捕まった蜘蛛は幼虫の餌かな?
by (2018-04-16 10:56) 

mimimomo

おはようございます^^
最近我が家の庭にも薬を使うようになったもので、あまり虫が近づかなくなりました(-、- でもバッタがねぇ~
by mimimomo (2018-04-17 07:15) 

ぜふ

>g_gさん
それは意外でした。
でも比較にならないくらい他に山野草が咲くでしょうから・・^^

>響さん
時間があればもっと他にも見つけられたのではと・・
クモは幼虫のエサですね。

>mimimomoさん
バッタの食害は大変でしょうね。

by ぜふ (2018-04-18 08:34) 

sakamono

「春の店」を堪能させていただきました^^;。
コメツキムシ。たまに家の中でも見かけたりしますが、外へ出そうと
捕まえようとすると、ちょこまかと動きまわって、なかなか捕まえ
られません。
by sakamono (2018-04-20 00:10) 

ぜふ

家の中で観察できるとはいいですね!(特に害はないですよね)
でもどこから来たんでしょう?^^
by ぜふ (2018-04-20 07:38) 

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