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"Wessay"とはWeb Essayを約めたオリジナルの造語です。

春は酣か [観察会]

3月17日、電車を乗り継いでHFの観察会へ行ってきました。

ベニシジミ号なら30分ちょっとで着けるのに、電車だと1時間半近くかかりました。

車やバイクの便利さを実感しましたがフィールドワークに出かける喜びの方がもちろん大きい。

集合場所の様子が見え、参加者の多そうなことに気が付いた瞬間、春が来たなとあらためて実感。

春になると生き物たちも目覚め、野外活動に参加するニンゲンも俄かに増えますね。

ツクシを観察するのに詰所の裏に回ったときに参加者の男の子が見つけた冬眠明けの子。

TG20190317_011.jpg

ニホントカゲ


一旦捕まえたのですが、この木の洞に放してあげたのでした。


集合場所付近の観察が終わって森の中へ、参加者たちの行列の後からのんびりとついて行きます。

と、観察路の地面の何かにコンチューターが反応しました。

一見、ジガバチかアナバチだと思い・・ちょこちょこ動きまくって撮らせてくれない子だよなぁと・・

ところが、「撮ってもいいわよ」というように、ピタッと止まってくれたのでした。
(昆虫たまにあるある)

TG20190317_018.jpg

コクロアナバチ?(アナバチ科)


15ミリくらいだったので違うかもしれません。(コクロアナバチは18~22mm)

いいモデルさんなので沢山撮影したかったのですが、おいてけぼりになるのでタイムアップ。

森を抜けて谷津田にでました。

TG20190317_068.jpg


前回訪れたのは1月下旬で、まだアカガエルたちも産卵前でした。

後で知り合いの指導員の方に尋ねたところ、今年の産卵数は700余りと多かったようでした。

もう、アカガエルの卵はみな孵ってオタマジャクシになり、代わって観察できたのはヒキガエルの卵。

あらかじめ採取してバットに入れて観察しやすくしてくれていました。

TG20190317_025.jpg

ヒキガエルの卵


これだけではなくて、バケツに一杯ありました。

参加者の子供たちと並んで、田んぼの縁にうんこ座りして水の中を覗いていると・・

癒し顔を見つけました。

TG20190317_021.jpg

ドジョウ(種類は不明)


前出の写真のとおり、開けた休耕田は陽当たりがよく、虫たちの憩いの場。

スプ・エフェ虫もお出まし。

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ビロウドツリアブ (ツリアブ科)


一年ぶりなので、ずっと観察していたいところですが、虫の方からバイバイされました。
(しかも一頭しか観察できず)

その代わりといっては何ですが、越冬明けの子たちがたくさん姿を見せてくれました。

まずはこの子。

TG20190317_036.jpg


成虫で越冬するチョウです。数頭いましたが、なかなか近寄らせてくれませんでした。

近寄らないと、とても地味なチョウにしか見えないので、本当の姿を撮りたかったのです。

かなり粘って、やっとちょっとだけ翅表をみせてくれました。

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テングチョウ (テングチョウ科)


3頭か4頭いたと思いますが、こんなにたくさんHFで観察したのははじめてでした。

scarabe.gif


コンチューターが反応したというより、ふと視線の先にチョウたちの色どりが目に付きました。

休耕田の中に横たわる伐採木がまるでサンルームのようになっているのでしょう。

赤と青が仲良く距離をおいて日向ぼっこ。

TG20190317_030.jpg


右はアカタテハ、左の2つはルリタテハです。

青の開張も撮りたかったので、追いかけまわしたけれど・・

追いかければ追いかけるほど逃げて行くので、しばらくじっと息を殺して、近くに来るのを待ちます。

やっと近寄らせてくれた個体。

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ルリタテハ (タテハチョウ科)


オンステージのショットはタイトルバナーにしました。

scarabe.gif


大きなエノキの幹を嘗め回すように観察していると、アブが飛んできて接写させてくれました。

TG20190317_071.jpg

未同定


春は草花の開花や雪融けなどでも感じるかもしれませんが、虫屋はこういう観察で春も酣ということを実感します。

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タチツボスミレ


この生き物も、一体どこでどうして越冬していたのかと思います。

TG20190317_074.jpg

オナガグモ


なかなかピントが合わないやつですが、ほぼ無風だったのでめずらしくちょっとまともに撮れました。
(スローシャッターや深度合成はできませんが)

東京では桜の開花宣言がされ、越冬虫にとどまらず、新成虫たちも続々現れていることでしょう。

気が急きます。




オマケ


この日、HFへ向かうため最寄駅で電車を待っていると。

ホームでとっても美しい蛾を見つけました。

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マエアカスカシノメイガ (ツトガ科)


白い翅が薄紅色に写っているのは、実はエレベーターの赤い枠が光を反射しているからです。

本当の色合いはこちら。

TG20190317_008.jpg

同上


美しさにうっとりして撮影しているのですが・・

エレベーターの前でずっとうんこ座りしていると間違いなく変人に見えていたことでしょう。




今日の湯加減

春も酣と書いたのに、今日のチバは真冬並みの気温。
寒いわけで、今朝、通院していると細かい霙が降りました。
フィールドワークできないので天気が悪い方がくやしさが紛れそうですが。
実は年明け時点で春分の日からしばらく計画休暇を取ることにしていたのです。
今頃はやんばるの森の中を探虫しているはずでした。
またいつか必ずや・・




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コメント 5

よしころん

>エレベーターの前でずっとうんこ座り
通報されなくてよかった(笑)
山の強風(突風)は三脚にセットしたカメラも倒されるほど半端ないですからねぇ。
微風がベストかしら^^;
by よしころん (2019-03-25 18:18) 

響

そろそろわたしもアカガエルノ産卵チェックしに行こうかな。
ドジョウが普通に居るのは環境がいい証拠ですね。
by (2019-03-27 19:18) 

sakamono

「酣」...漢字が読めなくて検索してしまいました^^;。
カエルも種類によって、産卵の時期が異なるんですね。
トカゲの足が、よく見えなくて、寸詰まりの感じのする
ヘビだなぁ、と思ってしまいました^^;。
by sakamono (2019-03-28 22:40) 

ぜふ

>よしころんさん
エレベーターから降りてくる人がいなくてよかったです^^;
三脚が倒れるような風はどんな被写体でもムリですね・・

>響さん
そちらももうすでにオタマになっているでしょうけど・・
ドジョウは自然指数になりますよね。

>sakamonoさん
きっちりタイムシフトすることでサバイバルしているのですね。
このトカゲの前脚は片方再生中でしたので無理からずです^^
by ぜふ (2019-03-28 23:45) 

アヨアン・イゴカー

>マエアカスカシノメイガ
フランス空軍のミラージュのような形ですね。
by アヨアン・イゴカー (2019-03-31 10:18) 

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